ものかき語り
コバルト文庫でライトノベルを書いている ひずき優 のブログです。
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小説『不能犯』
明日20日、新刊が出ます。
これは現在、グランドジャンプで連載されている漫画『不能犯』の小説版スピンオフ作品となります。
原作の宮月新先生が立てられたプロットを、ひずきが小説化させていただきました。
あらすじ:
犯罪を意図した行為でもその実現が不可能であれば、罪に問われない。これを『不能犯』という――。
都内でも有数の進学校に通う女子高生・早苗は、同じ予備校に通う年上の女生徒から陰湿な脅しを受けていた。
追い詰められた彼女は『電話ボックスの殺し屋』に仕事を依頼する。
『電話ボックスの殺し屋』とは、ボサボサの髪に黒いスーツを着た赤い目の男――すなわち、数々の変死現場に現れる宇相吹正のことだった。
早苗とは中学時代の友人である彩香や藍子、楓もそれぞれに事情を抱え、彼に殺しの依頼をしていた。
それにより、彼女たちが隠していた過去が暴かれていく…。
(Amazonの内容紹介より)
という感じの話。
女子高生四人をめぐる連作短編なのですが、すべての話が最後でつながり、そして原作の17話へ続く…という形になっております。もちろん漫画と同じく各章ごとに意外なひっくり返しがあり、ラストは予測不可能!
四つの短編のうち最初の一章は原作の四話の小説化、残りの三章が完全新作という大変贅沢な内容ですので、原作ファンの方にはきっと楽しんでいただけることと思います。
もちろん原作を知らない方、映画だけ観たという方にも理解できるよう書いておりますので、気軽にお手に取っていただけると嬉しいです。
…内容について色々と語りたいことはあるのですが、ネタバレするわけにもいかないので、ここはグッとこらえつつ。
よろしくお願いします!
『不能犯』ってどんな作品? という方は、以下をチェック!
グランドジャンプ『不能犯』詳細サイト
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これは現在、グランドジャンプで連載されている漫画『不能犯』の小説版スピンオフ作品となります。
原作の宮月新先生が立てられたプロットを、ひずきが小説化させていただきました。
あらすじ:
犯罪を意図した行為でもその実現が不可能であれば、罪に問われない。これを『不能犯』という――。
都内でも有数の進学校に通う女子高生・早苗は、同じ予備校に通う年上の女生徒から陰湿な脅しを受けていた。
追い詰められた彼女は『電話ボックスの殺し屋』に仕事を依頼する。
『電話ボックスの殺し屋』とは、ボサボサの髪に黒いスーツを着た赤い目の男――すなわち、数々の変死現場に現れる宇相吹正のことだった。
早苗とは中学時代の友人である彩香や藍子、楓もそれぞれに事情を抱え、彼に殺しの依頼をしていた。
それにより、彼女たちが隠していた過去が暴かれていく…。
(Amazonの内容紹介より)
という感じの話。
女子高生四人をめぐる連作短編なのですが、すべての話が最後でつながり、そして原作の17話へ続く…という形になっております。もちろん漫画と同じく各章ごとに意外なひっくり返しがあり、ラストは予測不可能!
四つの短編のうち最初の一章は原作の四話の小説化、残りの三章が完全新作という大変贅沢な内容ですので、原作ファンの方にはきっと楽しんでいただけることと思います。
もちろん原作を知らない方、映画だけ観たという方にも理解できるよう書いておりますので、気軽にお手に取っていただけると嬉しいです。
…内容について色々と語りたいことはあるのですが、ネタバレするわけにもいかないので、ここはグッとこらえつつ。
よろしくお願いします!
『不能犯』ってどんな作品? という方は、以下をチェック!
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『マタ・ハリ』
Wキャストの両公演を観てきました~!
以下、私情と主観に満ちた作品語り。
ネタバレしまくりです。ラストを知りたくないという方はご注意ください。
『マタ・ハリ』は、実在したフランスの女性スパイを描いたミュージカル作品。
おそらくスパイとしては史上最も有名な人ではないでしょうか。
舞台は第一次世界大戦まっただ中のフランス。
インドネシアのジャワ出身のダンサー、マタハリは東洋風のエキゾチックな踊りで国内外の人々を魅了していました。その人気はすさまじく、ヨーロッパ各地で引っ張りだこ。普通の人々は自由に旅行ができない状況だったにも関わらず、彼女だけは敵味方を問わず、どの国でもフリーパスで移動できました。
さらに、妖艶なダンサーである彼女のもうひとつの仕事は、各国の要人とのお付き合い。つまるところ高級娼婦。
そこに目をつけたのがフランス軍諜報局でした。ドイツ軍に押され劣勢だったフランス軍は、マタハリをスパイに仕立ててドイツ軍の情報を得ようともくろんだのです。
というわけで諜報局のラドゥー大佐が、公演後の楽屋に乗り込んできます。
薔薇の花を持っての登場! どちらのラドゥーも黒のフロックコートめっさ似合う!(≧ω≦)=3
スパイになれと言われたマタハリは、当然のごとく突っぱねます。すると彼はジャワ出身という彼女の経歴が偽物であることを世間にばらすと脅して去るのです。そう。マタハリがジャワ出身というのは真っ赤な嘘。本当はマルガレット・ツェレという名のオランダ人でした。
その後、マタハリは酔ったファンにからまれているところをフランス空軍のパイロット、アルマンに助けられて家に招きます。戦争が終わった後のことを話すうち、仲を深めていく二人。そして再び訪ねてきたラドゥーに対し、マタハリはスパイになることを承諾するのです。
おそらくフランスの勝利で戦争を終わらせるために、自分にできることをしようと考えたのではないかと推測。
ところが相手のすべてを支配したがるラドゥーと、奔放なマタハリとの相性がいいわけがありません。ていうか最悪。
マタハリはラドゥーの命令をたびたび無視して彼を苛立たせます。男達を渡り歩いてきた彼女にとって、ラドゥーもまたそんな男のひとりにすぎないのです。
逆に軍高官として、また首相の娘を妻に持つエリートとして、何でも思い通りにしてきたラドゥーは、自分をあしらうばかりの彼女に腹を立てつつも、次第に心捕らわれていきます。
いいぞいいぞ、おいしい展開!(≧▽≦)♪
そんなラドゥーの煩悶も知らず恋を育むマタハリとアルマン。ところが!
実はアルマンは、ラドゥーがマタハリの人柄や周辺を探るために送り込んだスパイだったのです…!
ってことが観客にだけ明かされて、観ているほうはハラハラ。
でもそのアルマン、マタハリと結ばれるやあっさり任務放棄(^◇^;)。恋に生きるタイプのようです。
一方のラドゥーは、任務中に姿をくらましたマタハリが自分の部下とこっそり密会していたことを知って大激怒。命令違反を理由にアルマンを最前線の激戦地に飛ばしてしまいます。
左遷が上官の完全なる私情だと察したアルマンは、「オレを殺しても彼女は奪えない」とラドゥーを糾弾。二人は上官と部下ではなく、マタハリを取り合う男同士として対峙します。
ここの歌が最高でした!!
激情のぶつかり合う、迫力のある楽曲のすばらしさもさることながら、ラドゥーとアルマンはちゅーするんじゃないかってくらい顔を近づけて歌うのです! あと三センチ…!!(何がだ)
ことにイチ推しの加藤ラドゥーと東アルマンでそれを観た日にはもう世界の中心でハレルヤを叫ぶしかありませんでした!
(*`ω´*)キリッ
……はい、続き。
前線にすっ飛ばされたアルマンは、そこで撃墜されてドイツ軍の捕虜となり、ベルリンの病院に収容されます。
何も知らないマタハリはラドゥーのもとを訪ね、アルマンというパイロットの消息を調べてほしいと懇願します。これまでの自分の働きに報いてほしいと言う彼女に、ラドゥーはベルリンの病院にいることを教えます。
この時、ラドゥーの振る舞いは落ち着いているのですが、内心はアルマンへのマタハリの本気度を知って穏やかでないんだろうな~と思ったら、やはり。
「ベルリンへ行くには私の許可が必要なはず。取引といこうじゃないか」と彼女をソファーに押し倒す!
ヒィィΣ( ̄◇ ̄; ノ)ノ
劣情に衝き動かされた彼は「愛なんてなくてもかまわない」と言い放ち、無理やり迫ったりするとかわりと最低! でも但しイケメンに限る枠で許す!!(え?)
とはいえマタハリもだてに身体張って生きていません。力のかぎり抵抗して逃げだします。そしてその場面の一部始終を妻に見られていたというラドゥーの悲運(笑)。あえなく妻に逃げられます。
一方のマタハリは、「マタハリ」のままでは国境を越えられないと考え、オランダのパスポートを引っ張り出してマルガレットとしてベルリンに向かいます。しかし苦労してたどり着いたベルリンで、何とかアルマンとの再会を果たした彼女は、そこで彼がラドゥーの命令で自分を監視するために近づいてきた事実を知るのです。
自分にとって唯一の愛がまやかしだった。
失意のうちにパリに戻った彼女を待っていたのは、二重スパイ容疑での逮捕でした。おまけに逮捕状を出したのはラドゥー。
実は、マタハリがスパイであることに気づいたドイツ軍が、彼女を二重スパイと思わせてフランスに逮捕させるため、ニセの暗号文を使って工作をしたのです。そしてラドゥーはドイツのその作戦に気づきながら、「フランス軍の劣勢を彼女のせいにして、ドイツのスパイを捕まえたことにすれば、国民の戦意昂揚につながる」と考えた首相に逮捕を指示され、逆らえなかったという事情。
逮捕時の、そして法廷に引き出されてきた時の、堂々たるマタハリの態度が大変カッコよくて痺れました。
幾重にも自分を裏切った世界に対し、誇りをもって立ち向かう姿とでもいいますか。
対するラドゥーは、決して乗り気ではないものの否とは言えない立場。
戦争に勝つためと自分に言い聞かせ、彼女の過去を法廷で暴き、あげつらい、糾弾します。さらにはアルマンとの密会を、ドイツ軍と連絡を取った疑惑にすり替えようとする、のですが。
そこにベルリンの病院を脱走したアルマンが駆けつけ、ラドゥーの証言はすべて嘘だと人々に訴えます。が、アルマンが真実を口にする前に、ラドゥーはマタハリに銃をつきつけて彼を黙らせる。
ぬぅぅどこまでも卑怯なヤツめ! 但しイケメンに限る枠で許すけど!!!(待て)
結局両者はつかみ合いになり、揉み合ううちにラドゥーに撃たれたアルマンは倒れ、マタハリの腕の中で息を引き取るのです。
自分の愛は真実だったと、気づいた瞬間に失ったマタハリは、ショックのあまり夢の世界に閉じこもり、その後に銃殺されます。
撃たれた後、空のようなどこかをさまよっていた彼女は、誰かに呼ばれたようにふり返り、そして顔を輝かせる――そこで幕。
アルマンに会えたんだな、と感じさせるステキな終わり方でした。
自分の生き方を曲げなかったために避けられなかったマタハリの最期が切ない物語。
どんな男も魅了するダンサーでありながら、恋をするときは普通の女性になってしまっていた彼女が、この先アルマンと幸せであることを祈りつつ……
ここで全力で主張したいと思います。
正直、ラドゥーのほうがカッコよかった!!!
完全に個人的な趣味です(笑)。
終戦を迎えた彼は、ざっくり傷ついたプライドを抱えたまま勲章を受けちゃったりするのではないでしょうか。
見方を変えれば、自分の選択で何万もの兵士や国の命運が左右されるという重圧に、絶えず苦しんでいた彼もまた歴史に翻弄される被害者と言えなくもない。
プレッシャーの中で、自由なマタハリに惹かれずにいられなかった彼にも、この先の幸あらんことを。
ミュージカル『マタ・ハリ』公式サイト
追記:
記事をアップした後で公式サイトのあらすじを読んだところ、マタハリがスパイになる決意をしたのは、ラドゥーからの執拗な要求に負けてのこと、と書かれていました。
ちょっと主観(妄想)が入ってしまったようです。お詫びして訂正させていただきます~。
Twitter はじめました。
大変ご無沙汰しております。ひずきです。元気に生きてます!
遅ればせながら twitter デビューしましたのでご報告させていただきます。
IDは@hizuki_yu です。あまり出現率は高くないかと思いますが、よろしくお願い致します。
さて、Twitter 開設を機にブログも久しぶりに更新しようかな~と思い立ったわけですが。
ミュージカルについてはもう大方、好きな作品について語ってしまったので、この先はもうひとつの趣味である映画などを取り上げ、この先もゆるゆると続けることができればと思います。
映画、大好きです。よく観ます。
ジャンルを問わず何でも観るのですが、一番好きなものは何かと問われるとまちがいなく歴史映画です。
視覚で歴史を学ぶことができるため、学生の頃から積極的に、有名な作品からそうでないものまで幅広くチェックしてきました。
所持しているDVDの中でも歴史ものが圧倒的に多いです。
逆に言えば、ありすぎて最初にどれを取り上げるか迷うのですが……
最近、FGO(Fate/Grand Order)という様々な英雄が出てくるゲームにハマっているため、そのつながり(?)でこの作品、行きます。ばばん!
あらすじ:
英国国王アーサーが築こうとしていた理想郷キャメロットで、その悲劇は起こった。王に忠誠を誓うため、高潔な騎士ランスロットは、フランスから、はるばるやってきた。しかし、事もあろうに、彼はアーサー王妃グエナヴィアと恋におちてしまう。王の息子モードレッドの策略によって引き離された二人。処刑の危機にさらされた王妃を助けに向かうランスロットの行動は新たな戦いを引き起こしてしまう…。
(Amazonの内容紹介より)
1967年にアメリカで公開されたミュージカル映画。元々は舞台作品でしたが、ヒットしたために映画化されたようです。
アーサー王物語を主題にした映画は色々ありますが、私の主観ではこれが一番おもしろかったと思います。
そもそもこの作品は、かのジョン・F・ケネディ大統領もファンだったと言われ、アカデミー賞を三部門で受賞した映画。
なのに日本ではイマイチ知名度が低いのはなーぜー!? って思うじゃありませんか。
その理由、見始めてなんとなく理解しました。
ヒロインがあかんのではないかと… (^◇^;
以下、ネタバレしまくりです。未見の方はご注意ください。
冒頭部分でキャメロットの国王アーサーは、師である魔法使いマーリンと話しながら過去を振り返ります。
そう、妃であるグエナヴィアと初めてあった日のことを。
その日、アーサー王は花嫁の到着を前にして、緊張のあまり城から逃げ出してしまいました。
やだ可愛い。なごむ。(* ´艸`)
一方、花嫁のグエナヴィアといえば、時代考証的にそれはアリ!? な輿に身を横たえて登場(まぁミュージカルですから…)。
キャメロットに向けて進みながら、声高らかに歌います。
強いステキな人はどこ? 乙女の心を喜ばせてほしいだけ。
二人の騎士が私のために槍をかまえ、血を流す姿。乙女の心を喜ばせてほしいだけ。
私のために争いが起こり、吟遊詩人が私を歌う。大軍の戦が起こるくらい私は美しくないかしら?
わたしのために反目が起こり、友と友が殺し合う姿。平凡な喜びがほしいだけ!
びっくりするほど可愛くない!Σ( ̄□ ̄;)
その後、花嫁は輿から抜け出してひとりで森へ行き、そこで婚礼を前に城から逃げ出してきたアーサー王と運命の出会いを果たします。
しかし突然現れた見知らぬ男に驚いた彼女は、「わたしをさらうつもりね!」と逃げ出し、「そんなことはしません!」と反論したアーサー王に「侮辱だわ。魅力がないとでも!?」と逆ギレ。
アーサー王は「いえっ、とても美しいです!」とたじたじになります。
この時点で、もう夫婦の結婚後の力関係が想像つくというか……
ともあれグエナヴィアはプロポーズを受け入れ、ひとまずハッピーエンド。
そして数年後。
力にあかせた小競り合いが各地で絶えないことに悩むアーサ王と、「騎士の勇姿はステキだわ」とまったく話を聞いていないグエナヴィアは、仲睦まじく日々を過ごしておりました。
そんな折、アーサー王は「国中の騎士、すべての国の王をキャメロットに招き、ひとつのテーブルを囲めばいい」と力に頼らず正義を行う方法を思いつき、国内外に招待状を送ります。
フランスはベンウィックの騎士ランスロットも、この招待に胸を躍らせました。
そして自分の城の城壁の上で高らかに歌います。
円卓の騎士には、かなう敵なく素晴らしい男でなければ。
どんな苦痛もものともせず、不可能を日課でこなす者。
この世の中、いったいどこにそんな卓越した男がいるのだろう?
それはこの私だ。認めざるをえない。
…この人も大概だな!( ̄▽ ̄;)
ビミョーに入ってる謙遜が全然謙遜じゃないとことか特に。
それ以降も延々と自分がいかに強く立派な人間かを歌い続けます。
うん。自分大好きなとこ、グエナヴィアにそっくり。
そんなランスロットが意気揚々とキャメロットにやってきた頃――
祭りに参加したグエナヴィアは、それはそれは楽しそうに歌っておりました。
心の中の悪魔が踊りだす。
みんな堕落の時。
すてきな過ちを犯す。
そしてついにアーサーがランスロットとグエナヴィアを引き合わせるシーン。
ランスロットは例によって自信過剰の自己紹介をするも、美しいグエナヴィアに見とれてしまい、それに気づいたアーサー王はあわててランスロットを連れ出します。
だがしかし!
グエナヴィアは「ふぅん」って感じの小悪魔な笑みを浮かべて、それを見送るのです。
あぁぁまちがいなく心の悪魔が踊り出してる!!
グエナヴィアは早速、国で三本指に入る騎士ライオネル、サグラモア、ディナドンを焚きつけ、ランスロットと決闘させます。
もちろんアーサー王は止めるようグエナヴィアを説得しようとするものの、さらりとあしらわれて終わるハメに。
王は苛立ちにまかせて叫びます。
「マーリン、君のせいだぞ! すべてを教えたと言っていたけど、これは教わってなかった。王が王妃をどう支配するのか」
王様も逆ギレかーい!
というツッコミはさておき、アーサー王はやがて気を取り直し、師の教えを思い出します。
昔、マーリンは言いました。
「女性を扱う方法は、その女(ひと)を愛すること。ただ愛するだけ」
そしてマーリン、こうも言いました。
「女が何を考えているか、分からずともかまわん。女はめったに考えぬ」
待って! せっかくひとつ前にいいこと言ってるのに! だいなし!!ヽ(*`Д´*)ノ
…という細かいことはすっとばして、決闘当日。
ランスロットは見事に三人を打ち倒したものの、哀れディナドンは帰らぬ人に…。
しかし、さすがに青ざめたグエナヴィアの前でランスロットが真摯に祈ると、不思議なことに死んだはずのディナドンが生き返るのです。
これをきっかけにグエナヴィアは、自分を罪から救ってくれたランスロットと恋に落ちるのでした。
彼女を愛するアーサー王はそのことにいち早く気づき、二人の裏切りに大激怒。
けれど道ならぬ想いに苦しむ二人を見て、「私は立派な王だ。自分だけを愛して、立派だと言えるのか?」と自問し、何とか三人で苦境を乗り越えようと心を決めます。
やがてアーサーのもとに国内外から円卓の騎士達が集まり、同じテーブルにつく…というところで第一部完。
第二部は一転してどんどんシリアス展開です。
城ではランスロットとグエナヴィアのことが噂になり、必死に否定するランスロットは、グエナヴィアの不貞を告発する騎士たちを決闘で打ち負かしていきます。
当時は神明裁判の考え方が一般的で、決闘に勝つ=神意を得た=無実とされていたためです。
アーサーは決闘に負けた騎士達を、彼らが無実と知りながら次々と追放していく一方、神明裁判のやり方に疑問を抱き、証拠さえ提出すれば命(追放)を賭けなくても告発できる、いわゆる現代の裁判に通じるシステムを考案し、実現に向けて動き出します。
そんなある日、アーサーの庶子モードレッドがキャメロットにやってきます。
自分をまったく省みなかった父アーサーに強い恨みを抱いて乗り込んできた彼は、騎士達をいがみ合わせ、円卓を破壊しようとしますが、アーサーはそれを止めることができません。
グエナヴィアとの間にできた子供を王座につけたいと考え、モードレッドを認知しなかった負い目があるためでした。
日に日に乱暴狼藉のひどくなるモードレッドと、円卓の理想をアーサーと共有するランスロットは、もちろん激しく対立することに。
ある日、アーサーがひと晩森にこもると知ったモードレッドは、それをランスロットにそれとなく吹き込みます。
その夜、ランスロットがグエナヴィアのいる寝室に忍び込むと、待ち構えていたモードレッドと騎士達に密会の現場を押さえられてしまいます。
ランスロットは逃亡。ひとり捕らえられたグエナヴィアを裁いたのは、アーサーが正義のためにと作り上げた、証言と証拠による裁判でした。
判決は王と国に対する反逆罪で有罪。刑は火あぶりによる死罪。
国王という立場上、法を曲げてグエナヴィアを救うことのできないアーサーは苦悩します。
よって当日、まさに処刑が始まろうとしたその時、ランスロットが刑場に乱入し、見事グエナヴィアを救いだすと、ひそかに喜びます。
しかしその代償は、王に忠実な騎士達、半数の命でした。
臣下の騎士たちは怒り狂い、ランスロットに復讐を誓います。
どうすることもできず見守る父アーサーに、モードレッドは「あなたの円卓は壊れた!」と勝ち誇って笑うのです。
…でもここは、英雄の父親に愛されない息子の悲哀ほとばしるシーンでもあり、めっさ切ない!( TДT)
そして始まったランスロットとの戦争において、騎士達は正義ではなく、私情にまかせた報復のために力をふるい、彼らの国王を嘆かせます。
しかしそんな中、アーサーはひとりの少年と出会い、人々の中で「円卓の騎士は正義のための力。すべてのための正義」と語られていることを知ります。
そのとき、アーサーは「我らのしたことは語り継がれるのだ。それが私の勝利だ」と笑うのでした。。。
完! 。゚(゚´Д`゚)゚。
…ひとりよがりな解説ですみません。
ですがテーマもドラマも、非常に深く描かれています。
誰よりも強い力を持つアーサー王は、力だけが物を言う戦乱の世にあって、どうすれば力を正しく使うことができるのか真剣に考え、正義の実現に力を尽くしました。が、結果として正義など関係なく争い合う強者たちに理想を踏みにじられたわけです。
…でも一瞬とはいえ、そこに確かに理想はあったのだという、少しだけ救いのあるラスト。
ジャクリーン・ケネディ夫人は、夫の死後、ライフ誌のインタビューでケネディ政権を"キャメロット"と呼び、夫が『キャメロット』の以下の歌詞がお気に入りであったと語ったそうです。
忘れてはならない
かつて昔、一瞬でも光輝く瞬間があったことを
それを人々はキャメロットと呼んだ
ケネディ大統領は、正義を追究するアーサー王の姿に理想を見て、そして夫人は、理想を貫こうとした夫の姿とキャメロットとを重ねて見たのかもしれませんね。
映画は大変おもしろいので、円卓の騎士に興味のある方には全力でオススメします!
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視覚で歴史を学ぶことができるため、学生の頃から積極的に、有名な作品からそうでないものまで幅広くチェックしてきました。
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逆に言えば、ありすぎて最初にどれを取り上げるか迷うのですが……
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あらすじ:
英国国王アーサーが築こうとしていた理想郷キャメロットで、その悲劇は起こった。王に忠誠を誓うため、高潔な騎士ランスロットは、フランスから、はるばるやってきた。しかし、事もあろうに、彼はアーサー王妃グエナヴィアと恋におちてしまう。王の息子モードレッドの策略によって引き離された二人。処刑の危機にさらされた王妃を助けに向かうランスロットの行動は新たな戦いを引き起こしてしまう…。
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1967年にアメリカで公開されたミュージカル映画。元々は舞台作品でしたが、ヒットしたために映画化されたようです。
アーサー王物語を主題にした映画は色々ありますが、私の主観ではこれが一番おもしろかったと思います。
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なのに日本ではイマイチ知名度が低いのはなーぜー!? って思うじゃありませんか。
その理由、見始めてなんとなく理解しました。
ヒロインがあかんのではないかと… (^◇^;
以下、ネタバレしまくりです。未見の方はご注意ください。
冒頭部分でキャメロットの国王アーサーは、師である魔法使いマーリンと話しながら過去を振り返ります。
そう、妃であるグエナヴィアと初めてあった日のことを。
その日、アーサー王は花嫁の到着を前にして、緊張のあまり城から逃げ出してしまいました。
やだ可愛い。なごむ。(* ´艸`)
一方、花嫁のグエナヴィアといえば、時代考証的にそれはアリ!? な輿に身を横たえて登場(まぁミュージカルですから…)。
キャメロットに向けて進みながら、声高らかに歌います。
強いステキな人はどこ? 乙女の心を喜ばせてほしいだけ。
二人の騎士が私のために槍をかまえ、血を流す姿。乙女の心を喜ばせてほしいだけ。
私のために争いが起こり、吟遊詩人が私を歌う。大軍の戦が起こるくらい私は美しくないかしら?
わたしのために反目が起こり、友と友が殺し合う姿。平凡な喜びがほしいだけ!
びっくりするほど可愛くない!Σ( ̄□ ̄;)
その後、花嫁は輿から抜け出してひとりで森へ行き、そこで婚礼を前に城から逃げ出してきたアーサー王と運命の出会いを果たします。
しかし突然現れた見知らぬ男に驚いた彼女は、「わたしをさらうつもりね!」と逃げ出し、「そんなことはしません!」と反論したアーサー王に「侮辱だわ。魅力がないとでも!?」と逆ギレ。
アーサー王は「いえっ、とても美しいです!」とたじたじになります。
この時点で、もう夫婦の結婚後の力関係が想像つくというか……
ともあれグエナヴィアはプロポーズを受け入れ、ひとまずハッピーエンド。
そして数年後。
力にあかせた小競り合いが各地で絶えないことに悩むアーサ王と、「騎士の勇姿はステキだわ」とまったく話を聞いていないグエナヴィアは、仲睦まじく日々を過ごしておりました。
そんな折、アーサー王は「国中の騎士、すべての国の王をキャメロットに招き、ひとつのテーブルを囲めばいい」と力に頼らず正義を行う方法を思いつき、国内外に招待状を送ります。
フランスはベンウィックの騎士ランスロットも、この招待に胸を躍らせました。
そして自分の城の城壁の上で高らかに歌います。
円卓の騎士には、かなう敵なく素晴らしい男でなければ。
どんな苦痛もものともせず、不可能を日課でこなす者。
この世の中、いったいどこにそんな卓越した男がいるのだろう?
それはこの私だ。認めざるをえない。
…この人も大概だな!( ̄▽ ̄;)
ビミョーに入ってる謙遜が全然謙遜じゃないとことか特に。
それ以降も延々と自分がいかに強く立派な人間かを歌い続けます。
うん。自分大好きなとこ、グエナヴィアにそっくり。
そんなランスロットが意気揚々とキャメロットにやってきた頃――
祭りに参加したグエナヴィアは、それはそれは楽しそうに歌っておりました。
心の中の悪魔が踊りだす。
みんな堕落の時。
すてきな過ちを犯す。
そしてついにアーサーがランスロットとグエナヴィアを引き合わせるシーン。
ランスロットは例によって自信過剰の自己紹介をするも、美しいグエナヴィアに見とれてしまい、それに気づいたアーサー王はあわててランスロットを連れ出します。
だがしかし!
グエナヴィアは「ふぅん」って感じの小悪魔な笑みを浮かべて、それを見送るのです。
あぁぁまちがいなく心の悪魔が踊り出してる!!
グエナヴィアは早速、国で三本指に入る騎士ライオネル、サグラモア、ディナドンを焚きつけ、ランスロットと決闘させます。
もちろんアーサー王は止めるようグエナヴィアを説得しようとするものの、さらりとあしらわれて終わるハメに。
王は苛立ちにまかせて叫びます。
「マーリン、君のせいだぞ! すべてを教えたと言っていたけど、これは教わってなかった。王が王妃をどう支配するのか」
王様も逆ギレかーい!
というツッコミはさておき、アーサー王はやがて気を取り直し、師の教えを思い出します。
昔、マーリンは言いました。
「女性を扱う方法は、その女(ひと)を愛すること。ただ愛するだけ」
そしてマーリン、こうも言いました。
「女が何を考えているか、分からずともかまわん。女はめったに考えぬ」
待って! せっかくひとつ前にいいこと言ってるのに! だいなし!!ヽ(*`Д´*)ノ
…という細かいことはすっとばして、決闘当日。
ランスロットは見事に三人を打ち倒したものの、哀れディナドンは帰らぬ人に…。
しかし、さすがに青ざめたグエナヴィアの前でランスロットが真摯に祈ると、不思議なことに死んだはずのディナドンが生き返るのです。
これをきっかけにグエナヴィアは、自分を罪から救ってくれたランスロットと恋に落ちるのでした。
彼女を愛するアーサー王はそのことにいち早く気づき、二人の裏切りに大激怒。
けれど道ならぬ想いに苦しむ二人を見て、「私は立派な王だ。自分だけを愛して、立派だと言えるのか?」と自問し、何とか三人で苦境を乗り越えようと心を決めます。
やがてアーサーのもとに国内外から円卓の騎士達が集まり、同じテーブルにつく…というところで第一部完。
第二部は一転してどんどんシリアス展開です。
城ではランスロットとグエナヴィアのことが噂になり、必死に否定するランスロットは、グエナヴィアの不貞を告発する騎士たちを決闘で打ち負かしていきます。
当時は神明裁判の考え方が一般的で、決闘に勝つ=神意を得た=無実とされていたためです。
アーサーは決闘に負けた騎士達を、彼らが無実と知りながら次々と追放していく一方、神明裁判のやり方に疑問を抱き、証拠さえ提出すれば命(追放)を賭けなくても告発できる、いわゆる現代の裁判に通じるシステムを考案し、実現に向けて動き出します。
そんなある日、アーサーの庶子モードレッドがキャメロットにやってきます。
自分をまったく省みなかった父アーサーに強い恨みを抱いて乗り込んできた彼は、騎士達をいがみ合わせ、円卓を破壊しようとしますが、アーサーはそれを止めることができません。
グエナヴィアとの間にできた子供を王座につけたいと考え、モードレッドを認知しなかった負い目があるためでした。
日に日に乱暴狼藉のひどくなるモードレッドと、円卓の理想をアーサーと共有するランスロットは、もちろん激しく対立することに。
ある日、アーサーがひと晩森にこもると知ったモードレッドは、それをランスロットにそれとなく吹き込みます。
その夜、ランスロットがグエナヴィアのいる寝室に忍び込むと、待ち構えていたモードレッドと騎士達に密会の現場を押さえられてしまいます。
ランスロットは逃亡。ひとり捕らえられたグエナヴィアを裁いたのは、アーサーが正義のためにと作り上げた、証言と証拠による裁判でした。
判決は王と国に対する反逆罪で有罪。刑は火あぶりによる死罪。
国王という立場上、法を曲げてグエナヴィアを救うことのできないアーサーは苦悩します。
よって当日、まさに処刑が始まろうとしたその時、ランスロットが刑場に乱入し、見事グエナヴィアを救いだすと、ひそかに喜びます。
しかしその代償は、王に忠実な騎士達、半数の命でした。
臣下の騎士たちは怒り狂い、ランスロットに復讐を誓います。
どうすることもできず見守る父アーサーに、モードレッドは「あなたの円卓は壊れた!」と勝ち誇って笑うのです。
…でもここは、英雄の父親に愛されない息子の悲哀ほとばしるシーンでもあり、めっさ切ない!( TДT)
そして始まったランスロットとの戦争において、騎士達は正義ではなく、私情にまかせた報復のために力をふるい、彼らの国王を嘆かせます。
しかしそんな中、アーサーはひとりの少年と出会い、人々の中で「円卓の騎士は正義のための力。すべてのための正義」と語られていることを知ります。
そのとき、アーサーは「我らのしたことは語り継がれるのだ。それが私の勝利だ」と笑うのでした。。。
完! 。゚(゚´Д`゚)゚。
…ひとりよがりな解説ですみません。
ですがテーマもドラマも、非常に深く描かれています。
誰よりも強い力を持つアーサー王は、力だけが物を言う戦乱の世にあって、どうすれば力を正しく使うことができるのか真剣に考え、正義の実現に力を尽くしました。が、結果として正義など関係なく争い合う強者たちに理想を踏みにじられたわけです。
…でも一瞬とはいえ、そこに確かに理想はあったのだという、少しだけ救いのあるラスト。
ジャクリーン・ケネディ夫人は、夫の死後、ライフ誌のインタビューでケネディ政権を"キャメロット"と呼び、夫が『キャメロット』の以下の歌詞がお気に入りであったと語ったそうです。
忘れてはならない
かつて昔、一瞬でも光輝く瞬間があったことを
それを人々はキャメロットと呼んだ
ケネディ大統領は、正義を追究するアーサー王の姿に理想を見て、そして夫人は、理想を貫こうとした夫の姿とキャメロットとを重ねて見たのかもしれませんね。
映画は大変おもしろいので、円卓の騎士に興味のある方には全力でオススメします!
duet でお仕事しました。
他の原稿にかまけていて告知が遅れましたすみません!
「duet 2017年6月号」で、「J.novel 2nd SEASON」を書かせていただきました~。
「J.novel 2nd SEASON」は、ジャニーズの人気アイドル達が、「もし自分の身近にいる男のコだったら?」を描く企画。今回のモデルは室 龍太&向井康二くんです。
またまた一粒で二度おいしいダブルヒーローですよ!
しかも今回は、二人してヒロインを姫扱いしている設定です!
というのも室くんも向井くんも関西出身で、元気で明るく、おもしろいキャラとのことでしたので (*゚∀゚*)ホホゥ
実際には3つ年の差があるのですが、普段から本当に仲が良くて一緒に行動しているそうなので、小説の中では同級生設定。
編集さんリクエストで、「ぐいぐいアピールしてくる二人と、それが冗談だと思って信用しないヒロイン」の話です。
その状況を二人はどうひっくり返すのか!?
気になる方、ぜひ雑誌をチェックしてみてください!!
ホーム社『duet 2017年6月号』
「duet 2017年6月号」で、「J.novel 2nd SEASON」を書かせていただきました~。
「J.novel 2nd SEASON」は、ジャニーズの人気アイドル達が、「もし自分の身近にいる男のコだったら?」を描く企画。今回のモデルは室 龍太&向井康二くんです。
またまた一粒で二度おいしいダブルヒーローですよ!
しかも今回は、二人してヒロインを姫扱いしている設定です!
というのも室くんも向井くんも関西出身で、元気で明るく、おもしろいキャラとのことでしたので (*゚∀゚*)ホホゥ
実際には3つ年の差があるのですが、普段から本当に仲が良くて一緒に行動しているそうなので、小説の中では同級生設定。
編集さんリクエストで、「ぐいぐいアピールしてくる二人と、それが冗談だと思って信用しないヒロイン」の話です。
その状況を二人はどうひっくり返すのか!?
気になる方、ぜひ雑誌をチェックしてみてください!!
ホーム社『duet 2017年6月号』
破妖完結記念インタビュー!
本日発売の『青春と読書』2017年5月号にて、『破妖の剣』シリーズ完結記念インタビューを担当させていただきました。
『破妖の剣』は、ご存じコバルト文庫の看板作品のひとつで、1989年からおよそ30年かけて、本編だけで40冊が刊行された超大作!
中学生の頃から前田珠子先生のファンだったひずきはもちろん、第1巻から読んでおりました。初版で持っているのが自慢です!
…という経歴が功を奏したのか、このたび完結記念インタビューのお声がけをいただきました。
いやもう、やらないという選択肢がありませんよね…!(感涙)
前田先生のキャリアのみならず、コバルト文庫にとっても節目となるような時に、このような形で関われたことを大変光栄に思います。
ちなみに記事の中では、長いシリーズを終えた心境や、ストーリーやキャラクター達への思い、今後の番外編の予定などにふれています。
書店などで見かけた際には、お手に取っていただけると嬉しいです!

掲載誌

当該ページはこんな感じでして…

ここ! (≧∇≦)♪
『青春と読書』集英社
『破妖の剣』は、ご存じコバルト文庫の看板作品のひとつで、1989年からおよそ30年かけて、本編だけで40冊が刊行された超大作!
中学生の頃から前田珠子先生のファンだったひずきはもちろん、第1巻から読んでおりました。初版で持っているのが自慢です!
…という経歴が功を奏したのか、このたび完結記念インタビューのお声がけをいただきました。
いやもう、やらないという選択肢がありませんよね…!(感涙)
前田先生のキャリアのみならず、コバルト文庫にとっても節目となるような時に、このような形で関われたことを大変光栄に思います。
ちなみに記事の中では、長いシリーズを終えた心境や、ストーリーやキャラクター達への思い、今後の番外編の予定などにふれています。
書店などで見かけた際には、お手に取っていただけると嬉しいです!

掲載誌

当該ページはこんな感じでして…

ここ! (≧∇≦)♪
『青春と読書』集英社