昭和のアニメPVがカオス

ある方から、昭和初期に歌われていた子供の歌を教えてもらったのですが、YouTubeをぽちぽちしていたところ、なんとその歌のアニメーションPVを発見してしまいました!

その名も「茶目子の一日」。…茶目子(ちゃめこ)というのが主人公の女の子の名前なのですが、おそらくおちゃめな子、というニュアンスでつけられたのではないかと推測。

そもそも「おちゃめ」という言葉自体が死語になりつつある今日この頃。いちおう意味を調べてみると…

【お茶目】
読み方:おちゃめ
無邪気で愛らしく、憎めないさま。
(Weblio辞書 より)

制作は1931年(昭和6年)。私が知る限り、日本でもっとも古いアニメによるPVです。
もちろん喜び勇んで再生してみました。すると…

まず冒頭は、一日の始まりである朝からスタートします。よほどうれしかったのか、10回も夜明けを報告してくれます。長いよ。

庭ではスズメたちが唱歌のお稽古中。…でも画像が悪いせいかスズメたち、全然スズメに見えません。

でも大丈夫。続けてスズメよりももっと破壊力のある謎の物体が、にょきっと顔を出します。あ、あなたはもしや……おてんとうさま!? ハンプティダンプティかと思いました!


…気を取り直して。

その後は場面転換。

日本髪に割烹着という、いかにもなお母さんが茶目子さんを起こしにきます。するとそれを手伝おうというのか、何の説明もなく唐突に時計が茶目子さんの布団をはぎ取ります。昭和の時計は針が長いんですね。

そして茶目子さん、着替える時のポーズが肩をすくめるアメリカ人のよう。

洗面所に顔を洗いに行くと、「ライオンはみがき(ハミガキ粉)」の中からライオンが出てきて、その口の中から猿が出てきて、猿が手にしているジョウロ(?)から洗面器に水が注がれていきます。…すぐ隣にある水道の蛇口の所在のなさときたらありません。

ていうか、猿は? 猿は何者??

そしておもむろにライオンさんの歯をみがき始める茶目子さん。いや、そこは自分のをみがいておこうよ!

洗面が終わって食卓につくと、お茶碗によるピアノ演奏に合わせて、お箸と箸箱(?)とお椀が社交ダンスを始め、…かと思うと、おつけ(お味噌汁)から卵が飛び出してきて、手足を生やしてうちわをあおいだりと、やりたい放題。

そんな食事達をすべて攻略した茶目子さん、食べ終わった頃にはすっかりメタボ体型になってしまいましたが、元気に学校へ。お母さま、いってまいります!

この後もちょいちょいおもしろいものが出てくるのですが、なんだかすっかり神経がマヒしてしまったため、学校で先生の取り出した鉛筆が1.5リットルのペットボトルみたいな大きさでも、「ま、いっか」みたいな。

それよりも鉛筆が一本三銭とか、読本(とくほん)の授業とかの、風俗の方が興味深い。…と思ってたら、キターーー!

読本(とくほん)を褒められた茶目子さん、鼻が高くなりすぎ! 無表情ですました顔してるけど内心鼻高々っていうのが伝わってきて、かわいいけど!

そしてご褒美に、お母さんに活動写真(映画)に連れていってもらいます。時代劇のその映画の中ではヒーローと思しき剣客が、雑魚キャラの首を斬り! もひとつ斬り! さらに斬り! と、生首の山が築かれていきます。

それを見た茶目子さんの感想→「今度の日曜、また来よう♪」

そして完!!!!! ここで完ですよ。オチは!?

ことごとく見る人の意表をつく発想の数々がすばらしいと思います。やはり人間、常識の範囲内で小さくまとまってちゃいけませんね! てことを改めて感じさせられたPVでした。

(※音が出るので予めご注意ください)



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プロフィール

ひずき優

Author:ひずき優
2月6日生まれ。
2007年度ロマン大賞入選。

変わり者が多いと言われる水瓶座、細かいことは気にしないO型。座右の銘は「果報は寝て待て」。今日も他力本願で生きています。


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