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『ファントム』を観てきました~

芸術の秋ですね! 久しぶりの観劇は、城田優さん主演の『ファントム』でした!

軽く説明をしますと、『ファントム』はガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を元にしたミュージカルで、映画化もされたアンドリュー・ロイド・ウェバー版『オペラ座の怪人』とは、また別の作品。

もちろんひずきはロイド・ウェバー版の映画も舞台も観ました。同じ小説を元にして、あの作品とどのような違いがあるのかなーという興味に胸をふくらませ、行ってきました赤坂ACTシアター! そしたらこんなステキな等身大(たぶん)パネルが出迎えてくれました!!

DSC_0998_convert_20140929231652.jpg
わかりにくいかもしれませんが、顔の右半分に仮面をつけています

以下、これから観る予定がある人は読まない方がいいネタバレ含みますよ~

ロイド・ウェバー版のファントムは、優雅で冷酷、独善的なキャラクター。そのイメージが頭の中にあったので、それにこのビジュアルが加わるのであれば、こちらの『ファントム』でもさぞかしカッコいい怪人が観られるのだろうな! と期待にハァハァしながら幕が上がるのを待ちました。

そして、いよいよファントムの登場シーン! さぁ華麗に決めちゃって! …と待ち構えていたわけです。が。

ファントム、まさかの「僕」っ子でした…! Σ( ̄◇ ̄;)
いつもうつむきがちで、わがままなのにどこか自信のなさを感じさせる、ややコミュ障っぽい少年。しかもさらさら黒髪ストレート!(関係ない)

元劇場支配人・キャリエールと話をしている時、どこからともなく聞こえてきた声に「本当に幽霊がいる!?」とおびえ、「あれはオペラ座の新しい歌手だ」と説明されると、「え?」って顔をして「…でも歌えてないよ?」と途方にくれたように訊き返します。
想像してください。上の写真の人の話ですよ!? 別の意味でハァハァするわ!!

というのはまぁ冗談として。ロイド・ウェバー版と今回の『ファントム』との最大の差は、この、怪人をごく普通の人間として描いている点でしょう。生身の彼の物語は実に切ないものでした。

ある日彼は、劇場の隅でひっそりと歌うクリスティーヌに、生まれて初めての恋をします。そこから彼女の歌の教師となり、秘密の訓練をほどこすのはロイド・ウェバー版と同じ。

しばらくたったある日、オペラ座の前にあるビストロで新作のオーディションが行われることになり、ファントムはクリスティーヌにもそれに参加するよう勧めます。それはいいのですが、「僕は君の衣装も考えてあるんだ!」って。
え、ファントム、ちくちく衣装作ったの!? とちょっとツッコミw

そしてその後クリスティーヌは、ビストロでのオーディションに見事なドレスで登場するのです。やっぱり作ったんだ! ファントムったら夜なべしてちくちく裁縫したんだ! (*^◇^*)

そんな彼の献身と自分の努力が功を奏し、クリスティーヌは見事主役の座を射止めます。ですがその大舞台で、意地悪なプリマドンナ・カルロッタの嫌がらせにより、声が出なくなってしまうのです。

『自分の』オペラ座で、愛するクリスティーヌに最高の晴れ舞台を踏ませることを夢見ていたファントムは、この事件に大激怒。舞台の上から彼女をさらい、劇場の地下――自分の王国へと連れてきてしまいます。
彼の唯一の理解者である、元劇場支配人・キャリエールが彼女を連れ戻しに来るも耳を貸さず、
「彼女は裏切られた。もう一度裏切られるのを見過ごすくらいなら、死んだ方がマシだ!」
と、一生そこで彼女とふたり幸せに暮らすと決めてしまうのです。

一方純真なクリスティーヌも、「地上に戻るべきだ」というキャリエールの説得に耳を貸さず、そして彼が実はファントムの実の父親でありながら名乗り出ることができずにいる事実を知ると、ファントムの悲しい過去と、彼から受けた恩を思い、地下に残ると答えます。

結局キャリエールはクリスティーヌを残して去り、ファントムは幸せの絶頂に。

とはいえコミュ障のファントム君、好きな女の子と二人きりになると、どうしていいか分かりません。このへんの彼のがんばりが大変可愛かった!

「ピクニックに行こう! 森の中や沼のほとり。僕の住みかを案内するよ」
そう言ってワインとグラス、そしてお気に入りの詩集を入れたカゴを片手に、散歩に出かけるのです。乙女か! ヾ( ̄▽ ̄;)

インディ・ジョーンズばりの地下迷宮の背景も、ファントムのはしゃぎっぷりにかかると明るいお花畑のように見えてしまう不思議。

このピクニックでファントムの心は、彼女のことが好きで好きでたまらない気持ちと、自分のことを知って好きになってほしいという切望と、でも醜い本当の自分は知られたくないという葛藤の間で、休むことなく揺れ動きます。あますことなくそれを伝えてくる城田優さんの演技が見事でした!

けれど、自分の本当の姿を知れば彼女はきっと離れていくと信じ、頑なに隠そうとする彼へ、クリスティーヌは仮面を取って素顔を見せるようくり返し求めます。
「頼むから止めてくれ!」と苦しむファントムに「私を愛していないとおっしゃるなら、あきらめます」と言い、そして「私の愛しい人。どうか何もかも見せて」とそれはそれは優しく高らかに歌うのです。必死に拒み続けていたファントムも、これには陥落。

そしておそるおそる仮面を取ると……、クリスティーナは無言で走って逃げだした末、絹を引き裂くような悲鳴をあげるのです。

……ひでぇ……。

全力で傷をえぐられたファントムは絶望の叫びを上げ、しばらくのたうちまわるものの、やがて彼女を連れ戻すため地上へ向かいます。そしてそこで警官に撃たれてしまうのです。

地下に戻る途中で力尽きたファントム、ひそかにやってきたキャリエールに「彼女は悪くない。僕の姿が想像していたのと違っただけだ」とクリスティーヌをかばう。切ない…!
゚。(。ノд`゚)゚。

そんなファントムに、キャリエールは初めて自分が父親であることを打ち明けます。ファントムは「知っていた」と応じ、親子として、ひしと抱擁し合う――情感のこもった美しい歌が、…もっと前に打ち明けとけよ、というツッコミを吹き飛ばす感動的なシーンです。

しかしそんな胸に迫る父と息子のシーンも、クリスティーヌによってぶち壊しにされます。正確には、地下に戻る彼女についてきていた警吏たちによって。
彼女にそんなつもりはなかったのでしょうが、あんたって子は! 取り返しのつかないことばっかり!o(*≧д≦)o

そしてラスト、クリスティーヌは捕り物の最中にふたたび撃たれて瀕死のファントムに駆け寄り、彼の最期を看取るのです。
どのツラさげて まぁなんですか。様式美ってヤツですね。
少なくともファントムは、最後の最後で彼女と心を通わせ、その腕の中で幸せに眠ることができたので、よかったのではないでしょーか(棒読み)。

『You are the music』『Ave Maria』『Beautiful boy』等々、楽曲もとても印象的でした。ぜひCD化していただきたい!

でもあれですよね。やはり何よりインパクトがあったのは、少年のように純粋、かつ異様に女子力の高いファントムのキャラ設定。

オーディション前夜に、自分の作った衣装を身につけて歌うクリスティーヌの姿を想像し、遠くを眺めてうっとりとほほ笑みながら針を運ぶ怪人の姿が脳裏を横切りました
(*^◇^*)

ミュージカル『ファントム』公式サイト



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プロフィール

ひずき優

Author:ひずき優
2月6日生まれ。
2007年度ロマン大賞入選。

変わり者が多いと言われる水瓶座、細かいことは気にしないO型。座右の銘は「果報は寝て待て」。今日も他力本願で生きています。


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