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『マイ・フェア・レディ』

観てきましたー! …5月に。笑

バタバタしているうちに書き逃し、ひと月遅れの感想となってしまう事態が続いていますが、でも感動は薄れていないので大丈夫! 今回も熱くいきますよ~!

ご存知、貧しい花売り娘のイライザが、ひょんなことから言語学者であるヒギンズ教授のもとで淑女教育を受け、貴婦人へと生まれ変わる話です。元々はミュージカル作品だったのですが、日本ではオードリー・ヘップバーン主演の映画の方が有名かもしれませんね。

ミュージカルの初演が1956年、そして映画が制作されたのは1964年。というわけで古典作品のように思われがちですが、とんでもない!

現在でも充分楽しめる完全無欠のラブコメでした!!

今回観に行ったミュージカルは、映画よりもコミカルさとスポ根色を前面に押し出した演出だったため、余計そう感じたのかもしれません。

以下、いつものごとくネタバレです。

スポ根というのは、言うまでもなくイライザのなまりを直すヒギンズ教授の特訓のシーン。朝から晩まで、食事の最中までも発音の練習をさせるのです。

その内容は多種多彩なのですが、ひとつ例を挙げるとすれば、ビー玉を口に入れたまま早口言葉の練習をさせるとか。

リスのようにビー玉を口いっぱい詰めた状態で、「特許許可局長が今日急きょ休暇取る」とか言わせるわけです。…無理でしょ! 笑

そしてその途中、イライザがビー玉をすべて吐き出してしまうと、教授はすかさず怒鳴る。

ヒギンズ「なんでやめるんだ!」
イライザ「ひとつ飲み込んじゃった!」
ヒギンズ「心配するな! ビー玉はまだいくらでもある!」

…鬼です。

「その練習に何か意味があるのかね?」と素朴な疑問を投げかけるピッカリング大佐に、観ている側は心からうなずきましたですよ。

そしてまたヒギンズ教授は、イライザのやる気を出させるために、よくお菓子で釣るのですが、「言えたら食べられるぞ~。おいしいぞ~」とさんざん彼女に見せつけた苺タルトを、失敗したからといって目の前で小鳥に食べさせてしまいます!

鬼です! 宗像コーチ(「エースをねらえ!」)も真っ青の鬼っぷり!

しかしそのしごきに、イライザが少しも負けていないところが痛快だったりもします。

「見てろ、ヘンリー・ヒギンズ。覚えてろ!」と力を込めて歌い、海で足がつって溺れている教授の姿を想像して笑ったりする。かわいい…!

そう、イライザのかわいらしさも『マイ・フェア・レディ』の魅力のひとつであります。

特に、なまりのない発音を習得したシーン――午前三時まで練習をしたある日、ついになまりを消して話せるようになったイライザが、うれしさのあまり寝ることができないというシーンがもうっ (≧∀≦)=3

家政婦や女中たちが、よってたかってベッドに押し込むものの、またしちゃ起き上がり、踊り出してしまうのです。その時の歌が、かの有名な「踊り明かそう(I Could Have Danced All Night)」。

そしてついに実地訓練のため、ヒギンズ教授によって貴族達の社交の舞台である競馬場に連れてこられるのですが…。

負けず嫌いの彼女は、レースを見ているうちに、すっかりエキサイト。応援する馬に向けて「なぁにやってんだい、このくそったれ! もっとケツふって走るんだよ!」とこぶしを振り上げます。

これに周りはどん引き。たった一人、貴公子のフレディ君だけはハートを鷲づかまれてしまいます。おっとりした夢見がちな御曹司のフレディ君。悪い人ではないのですが、ナチュラルに変人です。

どんよりと曇った空の下、ヒギンズ邸をうっとりと見上げて「太陽がここにいる」とつぶやき、取り次ぎを頼んだ家政婦にも「どうかお急ぎにならずに。彼女と同じ空気を吸って待っておりますので」。

そしてイライザが会いたくないと言っていると聞かされても、「会っていただけるまでずっと待っております」と動じることなく答えて、「幸せを感じるよ。君がここにいるから」と歌いながら門の前をぐるぐると歩き続ける。…もういいわ、そのままの君でいて。

六週間後、修業し直したイライザは外国の大使館のパーティーに出席し、見事女王への謁見を果たす。この上ない結果を出した彼女は当然、ヒギンズ教授の称賛やねぎらいの言葉をわくわくして待つ。けれど彼は周りの人達に自分の手柄を誇るばかり。

少しでいい、やさしくしてほしい。作品としてではなく一人の人間として見てほしいという訴えも彼には届かず、大ゲンカの末にイライザは彼の屋敷を出ることに。

荷物をまとめ、門を出たところで目にしたのは、

「誰の目も気にしない。なりふりなどかまわない。君がそばにいると感じるよ」と歌うフレディ君。まだいたの!?

「ここで何をしているの?」と問うイライザに、「大切な時間を過ごしていました」とおごそかに答えるのでした。ぶれないな。

一方ヒギンズ教授は、彼女が出て行ったと知って慌てふためく。方々を探しまわっても見つからず、最終的にやってきたのは、なんと母親の家。「母さん、どうしよう!」と泣きつきに来た彼が目にしたのは、母親と優雅にお茶を飲むイライザの姿でした。笑

そこでまたしても二人の言い合いが始まります。

イライザ「私はあなたなしでもやっていけるわ」
ヒギンズ「君は私が君なしでもやっていけるか、考えたことはあるのか?」
イライザ「変なこと言わないで。やっていけるに決まってるでしょ」
ヒギンズ「あ…あぁ、もちろんだ!」「…でもまぁ少しはさみしくなるな」

ラブラブじゃないの!!

…って思ったのは、わたしだけではないはず(笑)。誰にはばかることない立派なケンカップルです。そしていばり散らした罰だと言って、ヒギンズにデコピンをするイライザがかわいすぎます! (o≧∇≦)o はぁはぁ。

なぜこれでうまくいかないのか、さっぱり分からないのですが、結局話し合い(?)は決裂して二人はまたケンカ別れ。

屋敷に戻りながらヒギンズ教授は、フレディと結婚したイライザが無能な夫のせいで生活に困窮し、自分の元へ帰ってきて泣きながら謝る未来を想像して溜飲を下げます。…ちょ、イライザと同レベル…!

「それでも許してなどやるものか!」と威勢よく笑うのですが、結局すぐに意気消沈。そしてそして映画版でも有名な、ニヤニヤの止まらない、あの名ラストシーンへと続くわけです。

はじめ山猿のようだったイライザがレディーとして花開いていくにつれて、ヒギンズのダメさが露呈していくのがおもしろいところです。教授役の寺脇康文さんが、その三枚目っぷりを熱演されていました。

もちろん霧谷大夢さんのイライザも文句なく可愛かったです。あと個人的に、フレディ役の平方元基さんのキャラがすごくツボでした!

ミュージカルの公式サイトでは、ちょっとだけ動画を見ることができますので、興味のある方はどうぞ!

ミュージカル『マイ・フェア・レディ』公式サイト

ミュージカルはもちろんですが、映画もオススメです。オードリー・ヘップバーンのイライザは本当に可憐!! そちらもぜひ~。

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オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリスン 他

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プロフィール

ひずき優

Author:ひずき優
2月6日生まれ。
2007年度ロマン大賞入選。

変わり者が多いと言われる水瓶座、細かいことは気にしないO型。座右の銘は「果報は寝て待て」。今日も他力本願で生きています。


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